HDDの障害を防ぐ方法

2011/12/18

ハードディスク復旧を行う業者、株式会社ワイ・イー・データ。この会社で提オントラックデータ復旧サービスを行う、オントラック事業部技術部長の松尾氏は、ハードディスク障害を未然に防ぐ方法を教えてくれています。 まず、ハードディスクに障害が発生する1番の原因として挙げられるのは“熱”であると言われています。 そして、ハードディスク障害を見分けるポイントは音と温度だと言います。「読み込みのたびに異音がするような場合は、ハードディスクが壊れかけているという予兆です。多くの人が“何とかしよう”と思ってデフラグやほかのメディアへのコピーなどを試みるのですが、いじればいじるだけ読み込み不可状態に近づいてしまいます。ヘッドを動かせば動かすほど発熱してしまうからです」と松尾氏は語っています。 また、温度については「手で触れてみて、触れないようならば既に異常発熱」と言われています。つまり表面温度は35〜40度程度に収まっていないと危険だそうで、空冷用ファンの機能はやはり大事であるようです。 また、HDD障害を防ぐ予防策としては、RAIDを組む場合は、同じ種類、同じ容量のハードディスクを同じタイミングで揃えることが重要であると言います。このRAIDとは、複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用する技術のことです。 また、ノートPCの場合は、バッテリー関連が重要であるそうです。2.5インチハードディスクでは、「DCイレーズ」という固有の障害が発生します。これはハードディスクのライトゲートが開いたままヘッドが動いてしまい、物理フォーマットを破壊するもののようです。この場合、データの復旧はほぼ不可能であるそうです。 また、スティクションというヘッドが記録面に張り付いてしまう障害も多いそうです。2.5インチハードディスクでは、電源の供給が止まるとヘッドを記録面の外にある退避域に移動させます。しかし、縦置きにしたり、持ち運んでいる途中でバッテリーがゼロになったりすると、ヘッドが退避できずに記録面に張り付いてしまうといった現象が起き、障害へと発展してしまうそうです。